ドラゴンボール



234 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/31 16:34
これは、今から10年ほど前の話です。
当時はドラゴンボールZが超人気でした。
その週のドラゴンボールZを見逃すとクラスの話題に
ついていけないほどでした。そんなドラゴンボールZにまつわる
ちょっとせつない洒落にならない話。
ある日A君がいつもどうり登校すると今日の給食は
大嫌いな海草入りの煮付けだということが判明しました。
A君ははなっから食べる気などありません。ぱっと捨ててそのまま
昼休みに行こうと思っていました。
しかしその日に限ってお残しにはうるさい体育教師が
A君の席の側に座っていました。
 A君はすきを見て逃げようと思いましたが、見つかってしまいました。
「お前これ食ってしまうまで帰さんからな!」
A君は居残りの引導をわたされてしまいました。
夕方になればほとぼりも冷めるだろうと期待していたのですが、
あまかった。体育教師は、しっかりホームルームが終わると
同時にA君の教室に現れたのでした。
「さぁ・・・・食ってもらうぞ」
体育教師はそういって器のラップをはがしたのだった・
次の瞬間Aくんは戦慄した。
昼間の煮付けは、発酵し、今にも次の段階へとエボリューション
しようとしていた。
「これを食うのか・・・」
A君は昨日までの自分をうらやましく思いながら
ただただ煮付けを目の前に動けずにいた。

つづく


235 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/31 16:36
>>234のつづき

気が付くと、外は暗く、月が出ていた。
「六時半か・・・」
ガラガラ・・・教室の戸が開いた。
「お前!まだ一口もくっとらんじゃないか!」
体育教師だった。
「無理です!こんなの人間の食い物じゃありません!」
だんこ否むA君に仕方ないなという表情で体育教師がちかずいてきた。
そして耳元でこうつぶやいた。
「おまえ・・・今日が何の日かわすれてないか?・・・」
!!!!A君は、全身の血の気が引くのがわかった。
そうなのだ!今日はドラゴンボールZの日。
「察しのとうりだ・・・あと30分しかないなぁ・・・
お前家まで20分かかるんだろーぎりぎりだなー!」
更に体育教師はまくし立てます。
「見れなかったらやばいよな・・・・明日お前は仲間はずれだな・・・」
その言葉がA君の尻に火を付けました。
「みんなーオラに元気を分けてくれー」
叫ぶと同時に、A君は煮付けを口に流し込みました。その間A君
の頭の中ではCYARA-HECYARAが流れていました。
食べ終えたA君は家路を急ぎました。校門をでて、道路を
走っていると体育教師が教室の窓から叫びました。
「今日は野球で休みだよー」


236 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/08/31 16:44
>>235のつづき

そして次の日ショックと腹痛で寝込んだA君は
学校を休み、大好物のカレーとフルーツポンチを食べ損ねました。

そんなちょっとせつない洒落にならない話でした。
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2017-06-19 17:09 : 怖い話 : コメント : 0 :
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